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2014年9月9日鳥原良子さんの陳述!

 投稿者:みさ子  投稿日:2015年 2月15日(日)15時31分31秒
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  今日は鹿児島県議会の初日!集会に参加する時間がなく県庁+県警+県議会前を通過して、鹿児島市議会へ!こちらの本会議も今から始まります。ついでにといってはなんですが、川内原発現地に住む、鳥原良子さんの意見陳述です!★川内原発差し止め訴訟 第6回期日原告陳情(2014年7月1日)

川内原発から直線で12kmのところに住む鳥原と申します。

わたしは、1989年(平成元年)に夫の転勤に伴い、夫の故郷である薩摩川内市に家族4人で出水市から引っ越してきて26年目になります。川内原発に係わるきっかけを持ったのは30数年前、出水市においての原子力発電(原発)についての学びからです。その中でも、川内原発に最も近い久見崎で母親として原発反対を訴えていらした故川添房江さん、そして伊方原発の出力調整抗議行動に行かれるという故伊藤ルイさんの静かで凛としたお2人のお話には「子どもの命を守る。女性だからこそ声をあげる」という共通点があり、30代の私にとっては、とても強烈な印象でした。

薩摩川内市に居住してからは、女性グループ「川内つゆくさ会」の一員になると同時にグリーンコープかごしま生協での活動を通して、子どもが安心して暮らせる環境や食べものについて学ぶ機会を多く持ちました。特に、原発に関しては、電力会社・メーカーから経済的支援を受けるいわゆる御用学者とは異なる専門家たちの講演を通じて、原発のリスク面を深く知ることができました。

元慶応義塾大学助教授の藤田祐幸さんからは、「原発は、エネルギー問題ではなく、放射能問題である」ということ、原発を稼働させることは、間接的に劣化ウラン弾製造への協力もしているのだと、教えていただきました。

原発は、燃料のウラン発掘時からウランの精練・濃縮、稼働、廃炉に至るまで放射能の被ばく問題が生じ、ましてや過酷事故が起きた場合、住民の被ばくだけでなく、山・川・海・畑や田んぼも放射能で汚染され、安全に住めない状況が続き、経済的にも安いエネルギーとは言えないことを知りました。それは、現在、福島第一原発事故が、証明してくれています。

ウラン残土による住民の被ばく、ウランの精錬加工・濃縮時の被ばく、精錬時の副産物による劣化ウランで、劣化ウラン弾が製造され、戦争で多くの子どもたち・市民を被ばくさせていること、稼働中の原発現地における温排水と放射性物質の拡散による影響、たまり続ける使用済み核燃料の後始末は全く見通しが立たないこと、原発稼働の陰で、数十万人の被ばく労働者がいて、離職後に病気を発症しても労災認定されることは大変難しいことも知りました。原発現場で働く人たちは、電力会社の直接雇用でないため、離職後の健康管理も責任はありませんと、九州電力は、2009年私たちとの交渉の中ではっきりと答えました。働く人の健康管理については、責任を持とうとしません。
 国策として原発を推進してきた政府と電力会社、メーカーが一体となって、原発のリスク面を隠ぺいし、たとえトラブルや事故が生じても、それを過小評価し、莫大なる経費についてもすべて公表することはせず、国民に対しては、原発は安価で便利なエネルギーだと思い込ませる、有名人を使っての広報活動を盛んに行ってきました。

こういう事実がわかればわかるほど、川内原発現地に住むものとして、子どもの将来や薩摩川内市の街づくりについて不安を抱くようになり、さらに、原発のトラブルや事故、増設問題について、県知事、市長、電力会社への申し入れに参加してきましたが、その答弁で、命を大切に思う市民の声をなかなか聞き入れてもらえないもどかしさも味わって参りました。

ここで、私たちが取り組んでいるサクラの花びら調査について、述べさせていただきます。2005年春、東京の「たんぽぽ舎」から、「サクラの花びら調査」の依頼が友人にあり、サクラの花びらで、放射性物質の危険性を可視化するという期待もあり、賛同する女性たちが中心になって調査を開始し、今年で10回目の調査を終了しました。

サクラの花びら調査の発端は、2003年、浜岡原発周辺の寒椿の異常発見と東海村JCO前の異常サクラの写真が週刊金曜日に掲載されたことだったとのことです。全国各地に植樹されているソメイヨシノなら、全国的な調査に適している。しかもソメイヨシノは挿し木か、接ぎ木で増やすので、全国すべてのソメイヨシノは、クローンであり、得られたデータについて比較しやすいということを知りました。

このことは、埼玉大学名誉教授の故市川定夫さんが、提唱してくださったものです。市川定夫さんは、1972年、ムラサキツユクサがかなり低い放射線量でも突然変異を起こすことを実験で証明され、1976年から1979年には、原発から出される気体の放射性物質の影響で、ムラサキツユクサのおしべが突然変異をおこすということを、風向との関係も含めて浜岡、島根、高浜、大飯、東海村の各原発周辺でおこなった、市民の協力で得られた研究成果も発表されています。

私たちは、川内原発ゲート前、原発から15kmのいちき串木野市旧さのさ荘前、原発から79kmの鹿屋市小塚公園のサクラを定点で観察調査し、2009年からは原発から1.5kmの滄浪小校庭のサクラも観察に加えています。もちろん、サクラの花びらの異常は農薬や車の排気ガスなど環境中の物質でも影響を受ける可能性もありますが、原発からの距離に比例してサクラの異常花率が低くなることから、放射性物質の影響が最も大きいと疑っています。
異常花の例として、通常、サクラ(ソメイヨシノ)は花びら5枚、ガク5枚ですが、3枚、4枚、6枚、7枚などの花びらやガクがあり、おしべの先から花びら状のものができていたり、花びらそのものが、がくと一体化しているものもあります。

2014年4月のサクラの花びら調査は、原発が止まっているにもかかわらず、昨年よりも高い異常花率でした。原発内で、何かが起きているのでは?と疑いたくなりました。

サクラの花びら調査から、市川定夫さんが警告していたことを思い出します。

「モニタリングポストの線量計は、ガンマ線の空間線量だけを計測しているから体外被曝線量の測定であり、本当の被ばく線量(体内被曝)を隠ぺいしてしまう。自然放射性核種と違って、人工放射性核種の場合、生物体内で著しく濃縮されるものが多いので、いったん体内に取り込むと放射能の寿命が続くかぎり体内被曝(内部被ばく)は継続する。」空間線量が低くなったからといって内部被ばくの危険性がなくなったわけではないことを市川定夫さんは示唆されていました。

体内に取り込んでしまった放射性物質のため、今後、福島の子どもたちの健康への影響が心配されます。鼻血問題で、佐藤福島県知事、安倍首相らは、よく調査もせず、躍起となって「風評被害」という文言で、住民の内なる声を封じてしまいました。先日、6月13日、福島県在住の小幡さんは、鼻血が出たのは本当であり、今は、子どもにも大人にも皮膚にかゆみを伴った赤い斑点ができ、しばらくして黒くシミになって残り、肝臓の数値が上がっている人が何人もでているという報告をしてくださいました。
原発からの被ばくを避け、だれもが憲法に保障されている「安全で安心な生活」を送るため、そして、国民の経済負担を少なくするためにも、原発をこれ以上動かすことはせず、廃炉の準備に取りかかるべきと訴えます。廃炉に向けて作業技術者の養成とその生活の保障をしていくことも、原発の廃炉を順調に行い安心して暮らし続ける社会を作るために、今、私たちや、国がとるべき道だと考えます。健全なる司法の判断を期待いたします。
 
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