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中秋の名月 文学の秋

 投稿者:みさ子  投稿日:2015年 2月15日(日)16時25分5秒
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  文学の秋♪ 高校時代に読んだ、カミュの「異邦人」、カフカの「変身」、国木田独歩の「非凡なる凡人」・・10代の頃から非凡への憧れが強かった私。そのフランスの小説家でノーベル文学賞受賞者カミュが、広島原爆投下について社説を書いていたことを知った。研ぎ澄まされた感性に感服!http://d.hatena.ne.jp/fenestrae/20050809

(2014年8月7日付け西日本新聞夕刊より転載)
ワールド望遠鏡 「原爆・・カミュの社説」

 「異邦人」で知られるフランスの作家アルベール・カミュ(1913年 - 1960年)は、第2次世界大戦中に生まれた新聞「コンバ(闘争)」の編集長も努めた。45年8月8日には、広島への原爆投下について社説を書いている。長崎原爆投下の前日だ。その一部を拙訳で紹介する。

 「機械文明はその野蛮さの極点に達した。人類は遅かれ早かれ、集団自殺か、科学的成果の知的利用か、どちらかを選ばなくてはならないだろう」「もし日本が広島の破壊と、威嚇によって降伏するならば喜ばしい。だが、この重大なできごとから、人類の知恵が惨禍と帰する戦争が特定の国の欲望や主義で引き起こされないように、大国も中小国も等しい権利を持つ国際社会の建設を進めるという結論を導き出さないとしたら、断固拒否する」

 「人類の前に広がる恐怖の眺望は、平和こそが行うに値する闘いであることに、はっきりと気づかせてくれる。それはもはや祈りではなく、それぞれの国で、国民から政府へとのぼっていく命令である。地獄か理性かを決定的に選ぶことを迫る命令である」
 
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