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川内原発の火山の危険性をくわしく検証する。

 投稿者:みさ子  投稿日:2014年 9月19日(金)17時33分47秒
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  川内原発の火山の危険性をくわしく検証する。

2014年7月25日放映「サンデーモーニング~そも
そも総研」で、原子力コンサルタント・佐藤暁氏が、
3万年前に起こった火砕流を議論するより、通常の
噴火で起こりやすい原発大事故について議論する
べきだとして、以下の警告を発した。

①火山灰は、硫酸イオンを含んでいるので、少々
の雨などで湿気を帯びると、火山灰の降り積もった
送電線の電気が地面にアース(短絡)してしまう。
それを防ぐには、停電させるほかないので、原発
の外部電源は完全に失われる。

②そうした事態に備えて、非常用のディーゼル発
電機が、原発内部には備えられている。

③非常用のディーゼル発電機は、原発内部のす
べての電源になるものだから、発電容量は大き
い。したがってディーゼルエンジンそのものも、運
転すれば過熱してくるので、これを冷却しなけれ
ば、運転ができない。つまりディーゼル発電機室
内を大量の空気で冷却する必要がある。その冷
却用空気に外部から火山灰が取り込まれてくる。

④それを防ぐために、ディーゼルエンジンには、
自動車のエンジンと同じように、空気を浄化する
フィルターがついている。このフィルターに火山
灰が付着するので、目詰まりを起こしてオーバー
ヒートし、最終的にはエンジンが停止する。福島
原発事故で起こった、全交流電源喪失に至る。

⑤100年前の桜島大正大噴火の規模の噴火が
起これば、気象庁のシミュレーションによれば、
川内原発周辺では、およそ3cmの火山灰が積も
ると予想されている。

⑥もしもディーゼル発電機を火山灰から守ること
ができたとしても(現在はそれができていないが)、
原子炉建屋の内部には、ディーゼル発電機室の
ほかに、さまざまな機器がある。特に弱いのは電
子機器系統である。これらの回路を守るには、建
屋全体の空気を完全に浄化できなければならな
い。しかしそれは、技術的にきわめて困難である。

⑦2010年4月14日からアイスランドのエイヤフィヤトラヨー
クトルで比較的小規模な噴火が起こった。ところがこの
規模の噴火でも、火山灰によるエンジントラブルと計器
異常の危険性があったため、ヨーロッパの計器飛行管制
空域は全域が、長期間にわたって飛行閉鎖に追いこま
れた。
この規模の噴火で、原発も同じ危険性に陥る。つまり
桜島や霧島の噴火は、きわめて危険であり、このように
危険な場所に建設されている原発は、川内原発のほか
には、全世界にまったくない。

⑧九州電力は、ディーゼル発電機およびその設置室へ
の外気取り入れ口には、粉塵を除去するフィルターを設
置してあるから、影響はないと判断している。
2010年4月14日から始まったアイスランド
のエイヤフィヤトラヨークトル噴火

⑨原子力規制委員会は、0.12mm以上の粒子は
フィルターで90%除去できる、としている。これよ
り小さな粒子は、硬度が低いので、発電機の中
で砕かれてしまうから大丈夫だとしている。
これはトンデモナイ暴論であり、10%の火山灰
が吸入されれば、ディーゼル発電機が、相当な
悪影響を受けることを知らないのである。火山灰
の粒子は非常に小さい。0.12mm以下の粒子でも、
機器を止めてしまう危険性は充分にある。加えて、
火山灰の80%が、それよりずっと小さい0.06mm
の粒子であるから、大部分はフィルターを通り抜
けてしまう。

⑩また原子力規制委員会は、噴火が起こっ
た場合には、中央制御室の空調を閉じた運
転モードにするので、内部だけで空気を循環
させることになり、火山灰が侵入することは
ないという。閉運転は、およそ64時間、外気
遮断を続けても、中央制御室の運転員の操
作環境は保たれる、という。

えっ? これでは、わずか64時間(2.7日間)
しか、安全を保証できないではないか。噴火
が3日続けば終りだ。

3日で終る噴火など、この世にまずない。
 
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